2013年3月30日土曜日

Bluetoothイヤホンをどう選ぶか - ATH-CKS99BT購入

iPhone/スマホで音楽を聞く機会も増えてきていて、数回有線イヤホンを取り出そうとしてスマホ毎落として冷や汗をかくことが多くなったため、個人的にもBluetoothイヤホンを購入しました。

Bluetoothイヤホンは何でも良いのか

カカクコム等を見ていただけばよく分かるのですが、Bluetoothイヤホン・オーディオデバイスをいざ買おうと思っても何が勘所なのかわかりません。
要は自分の持っているスマホとつながるのか、どうやって使えばいいのかといったところになりますが、今回Bluetoothイヤホンを購入して見たポイントをまとめておきます。

当初、値段からSONY MW1を買おうと思っていたのですが、色々な機種を聴き比べた結果、audio-technica ATH-CKS99BTを購入しました。 音の解像度はそれなりに良い感じです。低音がこもることは無く、音質の破綻は見られません。操作については少し、わかりづらいところがありますが、Bluetoothイヤホンを店頭でまた、バッテリーの持ちもよく普通に使っている分には数日は使えそうな感じです。
少し、ホワイトノイズ(サーノイズ、サーという音)が聞こえますが、音楽を聞いている分には思ったっよりも気になりません。音質的には市販1万円程度のイヤホンとは同レベルの音は出します。イヤホンチップは購入時に付いているものは遮音性に低い(ノイズキャンセリング)がついていないので、コンプライのイヤホンチップに変えた所、音もまろやかにかつ遮音性も大幅上昇しました。

昨年後半頃から発売開始したBluetoothヘッドセットはかなり性能が上がっていようです。とは言え、3-4万円レンジの有線とは音質は別物で異なり、UE Triple.fi10であっても雲泥の差ではあります。

カカクコムやAmazonでは分からない比較点をまとめておきました。結構、情報が出回っているようで出回ってないようです。

  • Bluetoothのバージョン
    さらっとBluetooth 2.1+EDRとか、3.0とか記載があってぱっと見た目では何が違いがあるのかがわかりません。要は通信速度や消費電力の違いになります。Bluetooth 4.0が最新規格になります。顕著に違いが出るのは、2.1と3.0以降でバッテリーの持ちが格段に異なります。

  • 対応プロファイル
    これもカタログ上では色々書いてありますが、要は、下記に対応していれば特に問題ありません。最近のどのBluetoothイヤホンでも付いている機能なので問題無いでしょう。
    • A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)...ステレオ音声を送信する。
    • AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)...リモコン機能を使ってプレイヤーを操作する。
    • HSP (Headset Profile)/HFP (Hands-Free Profile)...マイク通信ができる/電話の着信が受けられる。
  • SBC/apt-x/AAC対応
    カタログにしか書いておらず、よくよく調べないとわかりませんが、一番音質に絡んで重要な所になります。通常のBluetoothイヤホンではSBC(Sub Band Codex)にしか対応していないので、元の音源が高ビットレートのものであっても無線通信時に音声が劣化・遅延して、Bluetoothの音が悪いと思われる大きな要因となっています。
    昨年くらいから、apt-x/AAC対応と書かれたBluetoothイヤホンが出だしていますが、apt-xであればロスレスまで対応(製品によりますが)、AACについてもSBCとは別次元の音を出すようになり、遅延も少ないものになります。
    apt-x、AACはイヤホンだけでなく、スマホ本体も対応する必要が有るのですが、iPhoneはAAC対応ですし、Androidスマホもかなりapt-xに対応してきています。そういった意味でapt-x/AAC対応(apt-xのみの場合もありますが)のものを買わないと損をすることになります。

  • ノイズキャンセリング・オーディオ・アンプ
    ノイズキャンセリングは付いていて意味があるのかどうかはわかりません。遮音性という意味ではコンプライのイヤーチップに変えるだけでかなり外の音を遮断するのでイマイチ価値を感じません。オーディオ・アンプ機能が付いていると良い事と悪いことがあります。音の色合いが変わってしまったり、低音がもこもことした音になって音質として破綻してしまうことがあります。というわけで、ノイズキャンセリング、オーディオ・アンプ機能は付いていれば高機能と考えること無く、ヨドバシ等の店頭で実際に聴き比べて確認をすることが良いと思います。
  • 値段感
    5,000円~15,000円くらいと比較的幅があると思います。自分のイヤホンが使える場合、イヤホン自体が付いている場合等もあるので横比較し難いですが、15,000円を超えるBluetoothイヤホン(ヘッドホンは除きます)は見当たらなかったので、このレンジの中で調度良いものを探すことになると思います。
なお、Phile-Web、オーディオ専門誌AV REVIEWのVGP2013のBluetoothヘッドホンのランキングは下記のようになっています。
金賞 SONY MDR-1RBT
銀賞 AUDIO-TECHNICA ATH-CKS99BT
銅賞 DENON AH-W200
受賞 AUDIO-TECHNICA ATH-BT05
受賞 AUDIO-TECHNICA ATH-BT07
受賞 BOSE BOSE BLUETOOTH HEADSET SERIES 2
受賞 DENON AH-W150
受賞 HARMAN/KARDON harman/kardon BT
受賞 KLIPSCH Image One II bluetooth
受賞 SONY DRC-BTN40K

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