2012年4月21日土曜日

いろいろの申し込み備忘録

2012年4月4日水曜日

日米の将来人口推計を見て

動向といえば、昨日、今日と日米の人口将来推計を加工していじくっていました。
先日も若干書いた記憶がありますが、数字を見ていて興味深かった点を下記に記載。
日本の人口は将来推計では2060年には8,000万人台まで漸減していく見込みとなっています(出産中位、死亡率中位の場合)。一方、米国は2050年までに人口は1.5倍程度になり約4億人となる推計(移民中位)。


前提条件は違うもののそれぞれの推計を単純比較すると、現在の日米の人口対比は2倍強程度から4.1倍以上に拡大していくことになります。
人口がそのまま国力となるわけではないですが、労働人口・消費人口という点では、日本は移民を受け入れず、出生率がだだ下がりすると国内需要が衰退することが明白であるのに対し、米国は国内相手にしていても、流入(移民)があるため、一定程度の需要は期待できるという点は大きな違いではあります。

だから、移民政策が必要だ、と一節ぶつつもりは毛頭有りませんが、少なくともこれから出産時期が早まって、子供がたくさん生まれてという華々しい未来はなかなか想像することが難しそうです。


大企業の海外展開は若干進んでいるものの、勢い衰えたメーカー、中小・ベンチャーといったところは、特に今このタイミングでこの日本から世界に出ていける何か新しいものを創りださないことには、5-10年と国内需要が真綿で首が締められるように少なくなる中、立ちゆかなくなってしまうのではと、真剣に不安を感じます。

じゃあお前どうなのよ、と言われると、沈黙するしか無いですが、いずれ何か新しい視点でもって新しいことを始めることの一助になれるように邁進したいと思う次第です。


出所:
国立社会保障・人口問題研究所
United States Census Bureau; U.S. Population Projections